体力や力を自慢する人の後を絶ちません。
体力自慢がずっと体力自慢をすることは非常に危険な考えです。
体力のピークは35歳と言われています。
アスリートが好成績を残せるのはだいたい35歳前後
それを過ぎると若手に押し出されることがほとんどです。
35歳以降、現役選手として活動することはできますが、かつてのように好成績を出すことは厳しくなります。
肉体労働している人も同様で彼らもだいたい35歳ぐらいにピークを迎えます。労働者としてそれ以降、活動しますが重労働による腰痛や持病にたびたび悩まされています。
体力がピークを迎え若いころのように活躍できないと自覚できたらいいのですが、多くの人は若い者には負けないと意地を張ることが多々あります。
古戦場にしがみついている状態ですね。
人間は今までうまくいっていた手法が通じなくなると誤った方向に行くことが多いです。単刀直入に言うと体力面でまず若者に勝てません。
中高年になると貫禄が身につきます。
一見ごつく仕事できそうなイメージを誇示できますが
しかしそれに反比例して体力は減少していきます。
貫禄もまたメタボの産物であることが多いです。
体力だけを取り柄にして活動していた人や働いていた人はだいたい35歳にピークを迎えて40歳なると転落していくことが珍しくありません。
というかほとんどそうなっています。
体力を武器に活躍できるのは30代までと自覚した方がいいでしょう。
知り合いで50歳でパワフルマンと自称する男性がいます。
彼は若い者には後れを取らないと言って、パワフルに働いているつもりでいました。
長年の無理がたたり糖尿などの持病を抱えており若い人に比べたら生産性もいいといえません。
若い人と仕事で張り合って無理をし過ぎたせいか持病悪化で彼は仕事を退職しました。
体力だけで突っ走ってきた男性はかつての輝きを失います。
今まで体力だけを武器にして突っ走ってきたがために、喧嘩自慢や力自慢の武勇伝を得意げに語りたがります。
男らしさにこだわる男ほどこの傾向が強いです。
体力だけに限らずかつて自分の長所だったものがダメになることは珍しくありません。
会社内で培ったスキルもリストラしたり転職すれば短所になっていたなんてことはザラです。
長所と短所は表裏一体です。
時間がたって長所が衰えてダメになるケースですかね。
アスリートや肉体労働者は35歳あたりでセカンドキャリアにむけて準備する時期と言えます。
体力はいつまでも武器になりません。
体力はいつまでも長所として活きません。
老子も申しています。
「功成り名遂げて身退くのは天の道なり」
年を取ったらいさぎよく引退したり身を引くのが最善であると説いています。
引退といってもいきなり仕事をいきなりやめて隠遁者になれとはいいません、
今の仕事しながら将来に向けて年とっても負担なく無理なくできることを探すことをしたほうがいいです。
35歳は今までの価値観を見直し断捨離をするには最高の転換期だと思います。
野球選手の江夏は申しました。
「若いときの自分ばかりを追いかけていると素直に
転換期を受け入れなくなるよと」
危ないのは死ぬ間際まで、~一筋という考えにしがみつくことです。
呪縛と言った方がいいかもしれません。
体力一筋、力自慢と豪語する人たち
もし病気や体に支障がでたら生きていけなくなります。
もし作家として何らかの技術者として身を立てることができたら
そうはならなかったでしょう。
昔取った杵柄はいつか捨てなければいけないのです。